2-基地をめぐる名護vs沖縄県の構造 沖縄にいって感じた,メディアでは放送されない米軍基地

辺野古

辺野古

一般市民が沖縄に行って感じた,報道はされない沖縄のリアルをライトに書きます

 

第一回は↓

yoeku.hatenablog.com

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 第二回は、本題から少しずれるけどひょっとすると米軍基地問題で一番重要かもしれないこと。

 

焦らすの面倒なので誤解をおそれずにいうと、

 

辺野古はどうせ沖縄におくなら、なんなら無条件にでも基地を置くのに最適な場所です。*1

まあ、場所を沖縄県内で最適な場所を候補にするわけですから当然ですよね。

 

ただ、なんで反対派がいるかっていうと

1.辺野古の自然が良いから (半分想像ですが、癒しの場として、あるいは自然保存,観光利用とか)
2.単純に基地の公害を受けるから(主に名護市民)
3.もう沖縄に基地を置かれるのが嫌でたまらないから(おそらくこの層が玉城知事を生んだ)

反対派も多分この三層に分かれています

 

基地賛成派で、よく「雇用が生まれるよ〜。辺野古が良くなるよ〜」というのは、確かにそう*2なんですが、公害のデメリットと雇用(名護周辺だけ?)を秤にかけられる2の層にしかアプローチできていないんです

1については自然絶対なのであまり意味ないし(特に名護市民以外は基地によって名護の雇用が増えてもメリットがない)、3も辺野古単体で言えば良くなろうが感情として「沖縄」にこれ以上置かれるのはいやというのがまずあるんだと思います。就職浪人でない限りメリットがないのは1と同じ。

 

辺野古に置くのは自然を無視すれば地域にとっては多分プラスだけど、「沖縄」に置かれたくないっていうのが実際のところかと思います。

 

日本の中で0.1%の面積の沖縄に、全国の75%の公害施設、外国の基地。

多くの公害が生まれる基地を少しでも減らしたいと思い、やっと県外移設してもいいよって言われてからの、県内移設に逆戻り。沖縄県から基地を減らせるかもしれない機会であり、また今後基地が減るかどうかの正念場です。

 

基地を減らせるかもしれない唯一の足がかりである以上、名護の支持者の手前、政治家としても基地を沖縄から減らしていくためには引くに引けないですよね。

 

これで、辺野古がある名護現地の方は基地推進派、県は基地反対派という奇妙な構図が理解してもらえたでしょうか?

 

さて、このシリーズも次回がいよいよラスト、私も正直驚いた,「メディアでは放送されない」部分です

 

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最後に二つ、この記事は結構賛否両論あると思うので、なにか意見がある方、特に沖縄の方(私はあくまで訪問者なので)、なにかご意見があればお寄せください。あと、このシリーズは断定形になってるところも私の意見が入っているので(例えば「政治家としても<略>引くに引けないですよね。」というところ、私は政治家ではありませんので本当に引くに引けないのかわかりませんが、憶測で書かせていただきました)、ご了承ください

 

*1:むしろ都心部ではない辺野古では人口が少ないので公害も小さいし、基地による雇用の増加は町興しにもなってどっちかっていうとメリットが大きい(某沖縄に詳しい教授談)。多分それがあの「名護市で基地反対派ではない市長が当選」事件などの原因

*2:むしろ都心部ではない辺野古では人口が少ないので公害も小さいし、基地による雇用の増加は町興しにもなってどっちかっていうとメリットが大きい(某沖縄に詳しい教授談)。多分それがあの「名護市で基地反対派ではない市長が当選」事件などの原因